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自分は人とは違うとずっと思ってきた過去

  • TOMOKA
  • 2020年10月8日
  • 読了時間: 2分

前回からの続き


自分の小学生の頃のアルバムを見つけた。

それも数十年ぶりに見たであろうアルバム。存在すら忘れていた。

ずっとずっと見たくなかったアルバムだった。


それを数日前開いて見てみた。小学生の頃の自分がいた。

ずっと嫌いで、見たくもなかったころの私。


今見てみたら、案外普通だった。すごく醜くて、すごく嫌いだったと思い込んでいたので案外普通でびっくりした。


そして一番びっくりしたのは、そのアルバムに写る私と同じくらいの年齢になる息子にも見せられたこと。「これ、小学生の頃のお母さんだよ」って普通に見せられた。




そのアルバムを見つけた前日くらいに、母がうちに来て偶然というか必然的だったのか、小学生の頃の私が写った写真を持ってきてくれていた。

今はもうなくなってしまった母の実家や、おじいちゃん、おばあちゃんも写っているもの、親戚と一緒に写っている懐かしい写真が数枚。


自分の分は取ってあるから、私用に。と持ってきてくれた写真だった。

小学生の頃。一番思い出したくないと思っていた自分。

でも写真を見たら、懐かしくて、楽しかったこともたくさん思い出した。不思議だった。

あんなに嫌で、記憶からなくしたいと思ってきたくらいだったのに。




写真の私はどれも自然体で写っていて、思っていたよりずっと子供らしくて、素直そうだった。自分がずっと想像していきたような私とは全然違っていた。


なんだか、肩の荷が下りたような変な気分になったとともに、私はすごく嬉しかった。

過去がすべて塗り替えられたような気持ちになったのだ!




過去がどんな私だったかなんて今はどうでもよくて、そんな変な思い込みから解放された。そんな話。どうでもいいって思えるようになった。それが一番大きいのかもしれない。



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